導入事例・インタビューについて
「CADLUSシリーズ」の導入事例を業種、規模、製品別に多数ご紹介していきます。
なお、導入事例・インタビューはお客様の同意のもとに掲載を行っております。
日本電波工業株式会社
システム利用ご感想
CADLUS Xから、CADLUS ONEへの乗り換えです。
CADLUS Xでは、P板ドットコム専用になってしまうので、ガーバーデーター化できるアプリが必要と考え、導入に踏み込みました。
使い勝手は、CADLUS Xとほぼ互換ですので、違和感なく使えます。
CADLUS Xの出来が良いだけに、ほぼ不満はありませんが、ガーバーデーターへの変換は、ちょっと面倒でわかりずらいです。
同時にCADLUS SCHEMATICも導入しました。
使い勝手は良いのですが、アプリの完成度が、やや低いと感じることがあるのは否めません。
安価なことを踏まえれば、使い勝手の良さなど、むしろ高評価です。
サポートへのご感想
くだらない問合せでさえ、電話での対応が親切で、本当に助かります。
気軽に、問合せできる雰囲気を作って頂けているので、利用者としては大変ありがたいです。
ご要望・期待すること
CADLUS ONEは、ガーバーデーターの取り扱い部分の強化をして頂けるとありがたいです。
- ワンクリックで、全てのファイルを自動で作って頂ける機能が欲しい
- 他CADで作ったガーバーデーターを読み込むと、レジストやパターン等でレイヤーが分けられていない当社では、CADLUS ONEを導入前のデーターは、全てガーバーデーターなので、このあたりを改善頂くとありがたいです。
製品情報
使用ソフト | CADLUS One 6、CADLUS SCHEMATIC |
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導入時期 | 2019年 |
今回ご紹介した製品
CADLUS One 6 / CADLUS SCHEMATIC
CADLUS One6:6層基板対応のCAD/CAMシステム
CADLUS SCHEMATIC:複数の基板設計CAD対応の回路図エディタ
株式会社計測ソリューション
代表取締役 塚田様
どのような製品を設計、開発しているか教えてください
電気電子系の計測器や、各種センサの信号処理装置など、幅広く企画・設計・製造を行っています。お客様からのご依頼があれば、単品から計測システムまで、どのようなものでも対応するよう心がけています。
もともと計測器業界におりまして、入社当初は汎用計測器、その後ICテスターなどの大型計測システムに携わっていました。大型計測システムでは、リーダー的な立場にいましたので、回路設計、基板設計の実務をではなく、お客様とお話しし、仕様を決め、それに基づいて設計の指示を出すなどの、役割を担っていました。
自分自身で開発実務を行いたいという思いから、2010年頃に独立し、会社を設立しました。
自ら営業活動を積極的に行うというよりは、知人などの付き合いや紹介を通じて「こういうものを実現し作りたい」との相談を受け、それを実現していくスタンスで、これまでやってきました。
CADLUSシリーズを使い始めたきっかけを教えてください
前職でICテスターを始めた頃に、”CAD”との関わりが始まりました。
大規模アナログ回路のCAD設計は、当時、ほぼ初めての取り組みでしたが、設計ミスを防ぎ、納期を守るために、活用することができました。
実際に自分で基板CADを使って、設計作業を始めたのは、起業してからのことです。
手持のPCで、回路CAD設計、基板CAD設計、ネット部品調達などが容易にできる様になってきていましたので、起業後すぐにモノ作りできたのが、良かったと思っています。
起業当初は、パソコンや回路・基板CAD、オシロスコープなどの少ない設備でスタートしましたが、皆様のご支援も有り一通りの設計評価や検査ができる様になりました。
CADLUSを選んだきっかけは、プリント板製造をピーバンドットコム様にお願いすることで、無償のプリント板CADとして使うことができたことと、知人にCADLUSを使っている人がいたことです。相談を重ねる中で、CADLUSの利用を決めました。
CADLUSの魅力について教えてください
これまでCADLUS一筋で、他のCADを使ったことはありませんので比較はできませんが、今まで使い続けてきて、何も困ることなくやってこられたことが魅力の一つになると思います。
個人的には、サポート窓口の対応が素晴らしいです。私にとって、高橋さん(CADLUSカスタマーサポート担当)は神様のような存在です。
私自身が、マニュアルをじっくり読むよりも、実際に使ってみて覚えていくスタイルなので、気になることがあればすぐに電話してしまいます。
実際、マニュアルにはないようなことが起きた時にも、すぐに適切なサポートをいただけたので、納期で急いでいたときにも助けられました。高橋さんは、ただの営業の方ではなく、設計者の立場に立って、CADのことを教えてくださるので心強く、非常にありがたいです。
CADLUSサブスク版の導入について
起業時より無償版のCADLUS Xを使っていましたが、今回、ガーバー出力の依頼が続いたため、CADLUS PCB STANDARD(サブスク版)を導入しました。ガーバー変換は、ニソール様のサポートもありますが、せっかくの機会なので、フル機能でいろいろと試してみたかったという気持ちもありました。
通常の設計作業は、CADLUS Xと差異は無く、両方を使い分けるのは容易でした。
最近、少々難解な設計に直面していましたが、CADLUSとサポートのおかげで無事に完了できました。
価格面について
基板CADの場合、商品価格に加え、保守費用が業界の定番ですが、設計作業自体は全工程の20%程度です。個人や少人数の会社では、設計作業がない期間の費用対効果を考えると、CADLUSの無償版やサブスク版は、必要な技術サポートを受けることのできるCADとしては、コスト面でも優れていると思っています。
今後の展望を教えてください
体の許す限り、この仕事を続けたいと思っています。
事業継承含め、やりたいたことがたくさんありますし、引き続き、ご依頼をいただいていますので、これからも期待に応え続けていきたいです。
今回ご紹介した製品
CADLUS PCB STANDARD : 誰でも簡単に基板作成が行えるサブスクCADソフト
株式会社CATCHERS
高橋様
どのような製品を設計、開発しているか教えてください
私たちは東京都福生市にて、業務用アミューズメント基板の開発および製造を行っております。
最近では、新しい紙幣に対応するため、両替機を新しい読み取り機と適合させるための変換基板や、家庭用スロットマシンやパチンコ機用の様々な基板を作成しております。
CADLUSシリーズを使い始めたきっかけを教えてください
以前、設計会社に設計を依頼しようとした際、費用が高額であったため、自分で設計を試みることにしました。
ピーバンドットコムに基板製造を依頼しており、CADLUS Xを知りました。他にもいくつかCADはあったのですが、英語が苦手なスタッフも多く、日本製で日本語表記のCADであることが大きな魅力でした。当時は日本語対応のCADが少なく、英語表記のソフトでは、機能の把握も難しかったのですが、CADLUSであれば日本語マニュアルやサポートがあるということで、CADLUS Xを選びました。
CADLUSの魅力について教えてください
現在は、CADLUS One 2Lを使用しておりますが、CADLUSはXから使用しているソフトで、操作に慣れ親しんでおります。
現時点で約150種類の基板をCADLUSで設計しました。
サポートも非常に丁寧に対応していただけるので、安心して利用しております。
CADLUS有償版の導入について
いくつかの課題から、特定の基板工場を利用したいと考え、ガーバーデータの出力が必要になりました。
正直、他社CADも検討し、試してみましたが、操作を新たに覚えるよりも、慣れ親しんだCADで作業することの方が効率も良かったため、ガーバーデータの出力機能がある有償版を導入しました。
結果として、操作性を維持しつつ、製造コストを削減できたので非常に満足しております。
今後の展望を教えてください
製造コストの削減により、様々なものを気軽に作れるようになりました。基本的には、メーカー向けのOEMなど、依頼を受けての仕事がメインです。大手企業が手掛けられないような仕事も多く、依頼があれば積極的に製作し、貢献していきたいと考えております。
今回ご紹介した製品
CADLUS One 2L : 2層基板対応のCAD/CAMシステム
株式会社ジュナック
北川様 森田様
どのような製品を設計、開発しているか教えてください
LEDデバイスと様々なマテリアルの組み合わせが織りなす、至高のイルミネーションハーモニーを生み出す製品を設計・開発しています。
ジュナックブランドの製品や、大手メーカーへのOEM製品を設計・製造しています。メイン事業は、車載向けのLEDを使用した製品です。
「レディストワークランプ」のご紹介
車内のラゲージや足元をしっかりと照らす「レディストワークランプ」は、
車種別セットで簡単に取り付けられ、180度の広い照射範囲で車内全体を明るくします。
特許取得済みの技術により、天井パネルを外すことなく、クリップ穴を利用して手軽に取り付け可能。
消費電力は2Wで、通常のハロゲンランプの4倍の明るさを実現しています。
https://junack.com/lineup/products/worklamp/
登録者数6,000人超えのyoutubeチャンネルで製品紹介もされております。
「CADLUSシリーズを使い始めたきっかけを教えてください」
試作基板を作成するため、無償版のCADLUS Xを使用しました。
その後、他の基板製造メーカーで試作したいという理由から、ガーバー出力が可能なCADLUS one 2Lを購入しました。
設計業務も軌道に乗り、より複雑な基板を設計するためにCADLUS 6Lにアップグレードしました。現在は、CADLUS one 6Lを2ライセンス使用しています。
CADLUSの魅力について教えてください
入社時に基板設計を始めました。
最初の基板の設計では悪戦苦闘しましたが、約2週間で形になりました。
CADLUSのコンセプトを理解してからは、スムーズに設計できるようになりました。複雑な外形のシート化でも、閉直線オフセット機能を使用して効率良く設計できました。
CADLUS oneは、外形自動生成、ベタ作成、自動面付などの機能が備わっており、PCB設計が初めての方でも早く慣れることができると思います。
今後の展望を教えてください
フレキシブル基板とリジッド基板を組み合わせた基板の設計を検討しています。
社内で基板設計を開始してから約4年ですが、今後もCADLUSを使用し、スピードを優先して唯一無二の製品開発を続けます。
今回ご紹介した製品
CADLUS One 6L : 6層基板対応のCAD/CAMシステム